2019.10.06
日常
開業にともなうロゴやチラシ、ホームページなどの必要なデザイン発注について
こんにちは!WEB/DTP(印刷物)デザイナーのnegikaです。
開業されたばかりの方は、書類や手続きなどで大変お忙しいかと存じます。その中で、ロゴや印刷物、ホームページ作成などデザインが伴う面について大変お悩みの方が多いです。
私は、フリーランスのWEB/DTP(印刷物)デザイナーとして、開業された方からご相談を受け、ロゴ、印刷物、ホームページ制作までまとめてご依頼いただいており、デザイン面でのご相談や構成のご提案なども対応しております。
今回は、開業時に必要なデザインと依頼する上で必要なもの、注意事項などを順を追ってご紹介いたします。デザイン面でお悩みの方は、ぜひ参考になさってくださいね。
開業時に必要なデザイン
ロゴデザイン
まずは、企業や店舗の顔、ロゴデザインです。名前が決まったらロゴを考えましょう。
もちろん、ロゴがなくても進めていく事は可能です。ただ、初期の段階で決めておくことで今後の方向性が定まりやすくなります。
ロゴデザインで最も注意しなければならないのは、著作権の問題です。デザインのパクリ問題だけではないことをご存知でしょうか?
最近私が気になるのは、「フォントの著作権問題」です。クラウドソーシングなどで発注すると、既存のフォントを使用したロゴデザインを提案するデザイナーがたくさんいます。既存のフォントは、ロゴデザインで使用してはいけないものがたくさんあるのです。これは、著作権侵害となり、トラブルにも繋がりかねません。
ロゴを依頼して提案されたとき、このフォントは使用して大丈夫なのか、何のフォントなのか、デザイナーへ確認しましょう。
発注する上で必要なもの
- 企業/店舗名
- モチーフイメージ
- 業種など概要
- 参考にしたいロゴ
企業名、店舗名をつけるうえでの注意
出来るだけ独自の名前にしましょう。ありがちな名前ですと、ホームページの検索で上位ヒットしないという問題があります。
ホームページ制作
現代、何でも検索する時代になりました。ホームページがなかったり、更新されていなかったりすると、お客様は不安に感じてしまいます。
昔よりホームページの重要性は増しています。さらにスマートフォンでの閲覧対応も大変重要です。
最近では、簡単に自分で無料で作れたり、カスタマイズ出来たり、料金に応じて様々な形態のホームページが制作できます。
一般的にホームページ制作では、サーバー/ドメインなどは専門知識が必要になります。サーバー会社も様々ですので、詳しい方にご相談されるのがベストです。私自身も、初心者の方へサーバー/ドメインについてご相談を受けております。
また、サーバー/ドメインを契約することでメールアドレスの取得が可能です。名刺や印刷物に独自のメールアドレスを掲載したい場合、サーバー/ドメインを早めに契約することをオススメいたします。
発注する上で必要なもの
- 企業/店舗名
- 記載のテキスト
- 業種など概要
- 参考にしたいサイト
- サーバー
- ドメイン
ホームページ制作での注意
ホームページはある程度時間がかかります。先に印刷物を作りたいという場合は、サーバー/ドメインを契約し、店舗名や電話番号や住所などを記載した簡易的なページを用意するのがオススメです。
名刺デザイン
名刺は、誰でも取引をする上で必要になっていきます。
他社より個性的な名刺を持つことで相手に印象付けができます。デザイン面でもそうですが、紙の種類や形など様々な工夫ができます。
発注する上で必要なもの
- 企業/店舗名、ロゴ
- 名前、役職などの個人情報
- 住所、連絡先などの企業情報
- その他記載したい内容
- 片面/両面、白黒/カラー指定
診察券/ポイントカード
病院/歯科医院様などは診察券を、整骨院/整体院/治療院/エステサロン様などは、診察券や回数券、ポイントカードなども必要となってきます。
それぞれのコンセプトにあったデザインをご希望される方が多くいらっしゃいます。こだわりの持ったデザインで、お客様に持ち歩いてもらいたくなるようなデザインにしていきましょう。
発注する上で必要なもの
- 企業/店舗名
- 住所、連絡先などの企業情報
- その他記載したい内容
- 業種など概要
- 片面/両面、白黒/カラー/サイズ指定
看板デザイン
お客様がいらっしゃるのであれば、看板のデザインも重要です。外への設置看板は、法律面や安全性が重要になってきますのでしっかり確認しましょう。
- 看板の目的
- その他記載したい内容
- カラー/サイズ指定
チラシ
開業したことや、イベントを通知するチラシのデザインです。配り方や設置場所などでデザインの工夫が必要となります。
発注する上で必要なもの
- 企業/店舗名
- チラシの目的
- 住所、連絡先などの企業情報
- その他記載したい内容
- 業種など概要
- 片面/両面、白黒/カラー/サイズ指定
会社案内/メニュー/パンフレット
サイズは、3つ折りA4仕上がりや、3つ折りA4の1/3仕上がりなどがあります。会社の業務内容やメニューを紹介したり、概要や地図を掲載したりして会社をアピールする内容です。
営業時に持参したり、店内に設置したりされる方が多いようです。求人に使う場合でも多く使用されます。
発注する上で必要なもの
- 企業/店舗名
- パンフレットの目的
- 住所、連絡先などの企業情報
- その他記載したい内容
- 業種など概要
- 白黒/カラー/サイズ指定
のぼりデザイン
店舗であれば、のぼりをご依頼される方も多くいらっしゃいます。主に外に設置されるものですので、設置場所などもしっかり確認しましょう。
発注する上で必要なもの
- のぼりの目的
- その他記載したい内容
- カラー指定
発注先の見極め方
現在、デザインの発注の仕方は、様々です。制作会社だけではなく、クラウドソーシングでフリーランスの方に発注したり、自分で作成しちゃう方もいらっしゃいます。
予算と制作時間などを考えて、ご自身にあった発注先を見極めましょう。
制作会社へ依頼する
制作会社は、金額が様々です。無料であれば見積もりをとって相談しましょう。
意外と見落としがちなのが、オリジナルデザインで作ってくれるのかです。特に安価な場合、ロゴや画像を変えるだけの汎用テンプレートによるデザインをされてしまいます。
汎用テンプレートは大量生産されたもので、他社とデザインが似通ったり、独自性のないものになります。
また、しつこい営業電話をされる場合もありますので、担当者の対応や、それぞれの評判など気にして見ていきましょう。
見極め方
- オリジナルデザインか、汎用テンプレートか
- 担当者の対応
- 見積もり金額の詳細
- 制作実績、デザインの質
- どこまでをいつまでに対応してくれるのか
自分で作る
現在、素人でも簡単に作れるツールがたくさんあります。時間があって自分で作っていきたいのであれば、こちらがオススメです。
ただし、著作権面などに注意して制作しなければなりませんし、ホームページ制作ではある程度の知識を身に付けなければなりません。
ホームページ制作でWordPressというシステムを多くの方が使用されていますが、セキュリティ面で問題があったり、当然ながらある程度の知識が必要となります。
クラウドソーシングで依頼する
制作会社よりも安価に発注できるのがクラウドソーシングです。最近では多くの開業者様が利用されています。
こちらでも、オリジナルデザインか、汎用テンプレートデザインか、が問題になります。汎用テンプレートですと、なかなか要望に沿った質の良いデザインをしてもらえません。プログラマーやシステムエンジニアなど、デザイナーでない方が、ホームページ制作を行っている場合は汎用テンプレートの可能性が高いです。
また、デザイナーの技術や知識は様々です。フリーランスだけではなく、デザイン初心者の学生や副業者も多く登録しています。副業者の方は平日対応不可だったり、返信ややり取りが後回しになり完了までにかなりの時間を要します。
対応してくれる時間や、デザインの質、マナーや対応のよさを確認してからご依頼されることをオススメいたします。
見極め方
- オリジナルデザインか、汎用テンプレートか
- 担当者の対応
- 見積もり金額の詳細
- デザインの質
- どこまでをいつまでに対応してくれるのか
まとめ
以上、「開業にともなう必要なデザイン発注について」ついてお話しました。
私はフリーランスのWEB/DTP(印刷物)デザイナーとして、多くの開業される方のデザインを行ってまいりました。ロゴデザインから、印刷物、ホームページ制作までトータルでヒアリング重視のオリジナルデザイン対応が可能です。特にホームページ制作では専門知識が必要となるので、初心者の方の対応も行っております。
構成からご提案が可能ですので、各クラウドソーシングコンテンツや公式サイトからお気軽にご相談ください。
negika フリーランスWEB/DTPデザイナー
ロゴデザイン、印刷物デザイン、ホームページ制作まで対応可能